内垣美恵の濃い日記

たまには日記もいいでしょう

帰省と墓参り

8月7日と8日の愛媛から故郷の北九州に帰省しました。父からがんの報告を受けての帰郷です。松山市からしまなみ海道を通って車で帰りましたが、6時間半の行程でした。父に会うのは2年ぶりで北九州の八幡西区にある産業医科大学病院に見舞いに行きました。がんと聞いて悲観的な思いで対面しましたが、意外に元気そうでした。肺がんということでしたが、昔からショートホープをガンガン吸うヘビースモーカーだったので、仕方がないという思いはありますが、77歳という年齢もあるのかなと思います。放射線治療抗がん剤治療を併用してやっているということで、のど元から胸にかけて焼いた後のような線が体に刻まれていました。本人は入院で体力を奪われるのが嫌らしくて毎日30分病院内と外を歩いているということです。私は仕事を理由に2年に1度しか帰らないので私の2人の子供たちの成長を感じてもらい少しでも頑張る気力を身に付けてくれたらと思いました。私の2人の子供は上の男の子が高2でダンスをやっていてその道を模索中です。下の娘は中2でバスケで小学校の時に全国を経験しているので、2人とも将来に向けての目標を見定めているので、そこに生きる楽しみを見つけてもらえば私が帰った意義もあると思いました。そして大学病院近くにあるお墓に行き、私の祖先と母と祖父が眠る霊園で墓参りを行いました。母は16年前に多発性骨髄腫という病にかかり発病してから2年で亡くなり丁度息子と入れ替わりで逝ってしまいました。母が生きていれば私の子供たちもほったらかしにされずに、もっと可愛がってもらって愛情を注いで上げれたのにと思うと残念でなりませんが、その母の思いを私は子供たちに伝えていく役目があるということを墓参りを通じて考えさせてもらっています。しっかりと今後も見守って欲しいということをお墓の前で母と先祖の前でお願いしました。子供たちはまだそこまで分かってもらえないかもしれませんが、先祖を供養することで、精神的な支えが得られることを一緒にここに帰ってきて体験させていきたいと思っています。